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〈ふつうのサラリーマン〉が長期投資の投信会社・楽知ん投信を立ちあげる
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 仕事はじめ以降,最初の記事ですが,
「よい知らせ」をご報告できます。

  さきほど(今日の午後),東京・湯島にある東京財務局
という役所へ行ってきました。

 当社の投資信託の事業(投資運用業,第二種金融
取引業)の登録の申請書を提出してきました。
 
 正式にハンコをついての,「本申請」です。

 これから,原則2ヶ月以内の期間で,登録の可否の審査が
行われます。

 この審査を経て登録されることが,当社が投信の事業
を行ううえでの前提です。
 
 ただし,これまで(去年の夏から)金融庁や関東財務
局と申請のあたっての事前のやりとりを行ってきました。

 それをふまえての本申請です。なので,今回の申請書
の提出は

   「登録に向けて大きな進展だ」

と理解しています。

 いよいよ当社の営業に向けて,本格的なスタートを切る
ことができそうだ……。

 当社の設立は2006年の4月です。あれから1年半以上
がたっています。

 まだまだ,長い航海でいえば,やっともうすぐ出航でき
そうだ……というところ。

 でもとにかく,スタートに向けて踏み出せます。

 これまで当社を見守り,応援してきてくださったみなさま,
ありがとうございます。

 いよいよこれからです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

※タイトルの写真は「本申請の前祝い」で,当社を応援
  してくださるお仲間の女性からいただいたケーキです。

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 みなさま,あけましておめでとうございます。

 今年は楽知ん投信にとって,本当の意味でのスタート
の年になるでしょう。

 当社を見守り,応援してくださるみなさま,どうか本年も
よろしくお願いいたします。

                *

 さて,お正月なので,「高い視点=鳥の目」からのお話
をしてみたいと思います。

 地球を宇宙からみわたす話です。

 といっても,地球儀をながめてのことですが。

 タイトルの写真は当社のオフィスにある「夜の地球儀」
というものです(渡辺教具製作所製)。

 楽知ん研究所の仲間のあるご夫婦が寄贈してくださった
ものです。

 人工衛星からみえる世界中の夜景の写真を合成して
地球儀にしています。1990年代末の映像です。
(「夜の地球」というサイトがあります)

 ところどころにみえる光は,都市の明かりです。

 産業や経済が発達している地域は明るく,そうでない
地域は,それなりの人口があったとしてもあまり明るく
ありません。

   明るい光が集まっている=先進国(お金持ちの国)

   暗い地域=発展途上国(お金なしの国)
          または人のあまり住まない地域

ということになります。

 日本,韓国,中国のあたりをみてみましょう。


日本周辺

 日本,とくに太平洋側は光がかたまっています。

 韓国も,光の密度が高いです。

 中国は,沿岸部にところどころ大きな光がありますが,
内陸部はあまり明るくありません。

 地球儀をみわたすと,とくに明るい地域が世界には
3つある……とわかります。

 ひとつは,ヨーロッパの西のほう。イギリス南部,
オランダ,ベルギー,ドイツ,イタリア北部……


ヨーロッパ周辺

 もうひとつは,アメリカ合衆国の東半分。
 そして,日本です。


北アメリカ周辺

 こちらは,アフリカ,南米,アジアの大部分……
「とくに明るい地域」は,世界では例外的な場所です。

  
アフリカ周辺         南アメリカ周辺


アジア周辺

 光の集まっている場所(西ヨーロッパ,アメリカの東側,
日本)に住む人びとは世界の多数派の人びとよりも,
はるかに活発にたくさんの買い物をしたり,移動したり,
交流したりしています。

 すごい密度で動きまわっているのです。

 そのような「活発に動きまわる一人一人の暮らし」が積み
重なって,先進国の経済はできあがっています。密度の
濃い,巨大な規模の経済です。

 それが「光の集まっている場所」です。

 私たち(日本に住む人)は,そういう「場所」で暮らしてい
ます。

 それは,何を意味するのでしょうか? 

 いろいろなことがいえると思いますが,ひとつ私が思う
のは,
 
   「日本に住む私たちは,世界の多くの人びとからみて
   例外的に,生きていくうえでの多くの自由・選択肢を
   持っている」

ということです。

 膨大な商品やサービスの中から自分のほしいものを
選ぶことができます。さまざまな職業・商売の中から自分
の「なりたい職業」を選ぶこと(志望すること)ができます。

 光の少ない地域,たとえばアフリカ諸国のほとんどで
は,そのような「選択肢」は存在しないわけです。

 この地球儀をながめていると,私は

   「自分がこの〈光の集まっている地域〉に暮らして
   いる――そのことでさまざまな自由や選択肢を
   持っているのは,しあわせなことだ」

と感じます。

 もちろん,私たちの国・社会に不満や問題がないわけ
ではないでしょう。

 でも,世界的にみて「しあわせ」な条件にあることを
生かして,精一杯,たのしく充実して生きていきたい
なあ……などと思うのです。

 ところで,これからの未来に「夜の地球儀」はどうなって
いくと思いますか?

 20年後,50年後に同じような地球儀をつくったら?

   「もっと〈明るい場所〉は増えているだろう」

そう予想する人は少なくないのでは?

 私も,そう予想する1人です(そして,そうなって
ほしいと思う)。

 そのような兆しは,最近ますます明らかだからです。
近年の〈新興国=経済が急発展している発展途上国〉
の台頭ということがあります。

 未来はどうなっているでしょうか?

                *

 さて,楽知ん投信は,4日から仕事はじめです。

 今年のお正月,私はだいたい自宅で過ごします。そこ
そこ飲んだり,食べたりしつつ,読んだり,書いたりしたい
・・・と思っています。

 また4日の夕方から6日まで,埼玉県で開催される
「仮説実験授業研究会」という教育関係の団体の研究会
(全国大会)に参加してきます。

 このブログの次回は,1月7日(月)の予定です。

 昨日「今年最後の記事を29日にアップします」と書きま
したが,「28日のその2」にしました。

 今日は,当社の仕事納めでした。

 午前中は関係先に挨拶まわりをしました。午後は,今
製作中のホームページについて業者さんと打ち合わせ。

 夕方近くになってからは,オフィスに残っている者,
居合わせたお客さんと缶ビールで乾杯。

 今年の予定は,認可=登録を得て,当社のファンドを
立ち上げることでした。

 しかし残念ながら,それは実現できませんでした。

 だがしかし,来年はいよいよ……
 
 でもとにかく,認可=登録というのは,ほんの出発に
すぎません。

 「出発」してしまうと,「出発まで時間がかかった」という
ようなことは,すぐに過去のどうでもよいできことになって
しまうでしょう。

 そして,目の前にどんどん「新しい景色」がみえてくる
ことでしょう。

 1年後,3年後,5年後,10年後……にどんな景色が
みえているのでしょうか。

 ある程度の想像はしてみるのですが,もちろん確実な
ことはわかりません。
 
 でも「先にどんな景色がみえてくるか」が確実にわから
ないからといって「それでは先に進めない」ということでは
ないはずです。

 先へ進めば,新しい景色が見えてくる。
   
 新しい景色に応じて,考え・行動していく。
 それでまた前へ進めるはずです。

 とりあえず,来年の年末あたり,どんな景色がみえ
ていて,みなさんにどんなお話ができているのか……
とてもたのしみにしています。

 私たちを応援してくださっているみなさま,
 今年1年,ありがとうございました。

 来年もどうかよろしくお願いいたします。
 
 それではよいお年を!

 ※写真は,当社の打ち合わせコーナーにある一輪挿し
  (「鉄作家」森岡なおきさん作)

 次回は元旦です。

 今日は,この3連休の最後に行った
 
    24日(月)とことん大好きなことやろうじゃん!
          未来に花咲くお金の使い方(東京・銀座)

という勉強会のことを書きます。カミさんと2人で行って
きました。

 江戸時代から続く老舗・銀座松崎煎餅の松崎社長と,
さわかみ投信の澤上社長のミニ講演と対談。それから
たっぷり時間をとって,お客さんとの質疑応答を行いま
した。

 会場は,銀座の「アップルストア」のすぐ隣りのビルに
あるホールです。繁華街のど真ん中です。100数十人
の方が参加されたようです。

 お2人の対談は,澤上社長が

   「どうして,松崎さんのお店は,ずっと繁栄してきた
   のでしょうか?」

といった,いくつかの質問をされるところからはじまりま
した。

 淡々と松崎社長は話されました。

(記憶による〈脳ミソテープ〉ですので,文責はすべて
秋田にあります)

   「祖母から〈ウチはお煎餅をつくることが仕事。だか
   らお前もそれを続けていくんだよ〉と言われて育って
   きました。だから,それしかないんだ,という思いが
   あります。
    先祖も代々私と同じようなことを言われてきたんだ
   と思います」

   「伝統への〈こだわり〉というけど,別にこだわって
   いるのではありません。今やっている仕事が私たち
   にとってはふつうのこと。スタンダードなんです」

 澤上社長からも,どんどん反応の言葉がでてきます。

   「(企業の)伝統とか哲学って,磨きこんでいくもの。
   同じことを続けることではない」

 完全には再現できなくて残念ですが,「うーむ」と唸る
コトバが,次々でてきました。

 そういうコトバがでてくると,手帳にメモするように
しています。

 もうひとつだけメモ帳からひろってみます。

 自分のメモ帳だけに書いておくのはもったいない。
 
   「何がおいしいかどうかは,○○産だから……とか
   いうことではなく,自分で食べてみて判断する。
   それが出発でしょう」(松崎さん)

   「まず自分で考えようよ。報道で騒いでいるケバ
   ケバしい問題が,ほんとうに重要なことなのか?
    考えるクセとか,方法論をひとりひとりが持って
   ほしい」(澤上さん)

            *

 「勉強会本体」のあとは「ワンコインパーティー」
(会費500円)で,参加者どうしの交流の時間です。

 こうした勉強会で「重要なソフト」のひとつが,参加者
自身です。

 参加者どうしで「なぜ,この会に来たのですか?」
「こういう話が聞けてよかったですね」などと話しあうの
は,たのしいです。

 そういう勉強会に来るたび「参加者との会話」で何か
得るものがあります。会話した方とその後お手紙・メール
をやりとりしたり,お付き合いがはじまったりしたことは,
何度もあります。

 この勉強会の主催者・岩田理栄子さんは,きっと

   「参加者自身が勉強会の重要なソフト」

であることをを深くご存知なのでしょう。

 だから,勉強会のあと,いつもステキな交流のパー
ティーを開催されています。そこに力を入れておられる
感じが伝わってきます。

 岩田さんが主催される勉強会にこれまで何度か参加
させていただきましたが,そのたびに,まず花が飾られ
た会場や,パーティーのステキなセッティング(500円
の会費なのに)をみて,たのしくなります。

 そのほかの運営についての工夫や配慮にも感心し
ています。

 この3連休,倉敷の会とこの銀座の会で,それぞれ
の個性あふれるステキな「主催者」の仕事に触れたなあ
……と感じています。

 そこで感じたもの・得たものを,今度は自分が勉強会
などの「主催」にまわったときに,なんらかのカタチで
使っていきたいと思いました。


※写真は本文中の「ワンコインパーティー」のテーブル。
 小さなパンを並べて雪だるまを描いてます。

           * 

 今日は,当社の仕事納め。
 このブログの今年最後の記事は,明日アップします。

 「勉強会」を成り立たせる基本の三要素。

   ・お客さま ・講師 ・主催者

 この中で,勉強会で一番たのしめる人,一番得るもの
が大きい人は「主催者」だ……と昨日書きました。

 先日倉敷市で行われた

   12月22日の「直販クラブ勉強会」
   12月23日の「自立して堂々と生きていこう勉強会」

の主催者(アレンジャー)の石井達也さんをみていると,
「主催者」をするってステキなことだなあ……とつくづく
感じます。

 石井さんは倉敷に住む20代半ばの会社員です。

 石井さんは自己紹介をするとき「自分は,現場で肉体
労働をしている作業員です」と言います。

 「短期投資」で投資をはじめたのだけど,澤上篤人さん
(さわかみ投信代表)と出会って,その人物・思想に感動
して「長期投資」を行うようになったのだそうです。

 そして澤上さんのいう「カッコいいお金の使い方」を追求
しようと,行動しています。

 私が,石井さんと最初にじっくりお話したのは,今年の
春,当社のオフィスでのことでした。

 そのとき「自分がはじめて倉敷で,澤上さんたちをお呼
びして勉強会を主催したときのこと」を話されていたのが,
思い出されます。

 尊敬する澤上さんを呼んで,100人くらいのお客さんに
来ていただく勉強会を開催したい……そう思いたった。

 周囲の人のあいだでは

   「そんな〈偉い人〉が来てくれるの?」
   「投資の勉強会に,ここでお客さんが集まるの?」
   「キミには無理なんじゃないの?」

という声もあったそうです。

 でも,石井さんや,いっしょに活動している仲間たちは,
とにかくやってみることにしました。

 勇気を出して澤上さんに連絡してお願いし,(澤上さん
はもちろん快諾),会場をさがしたり,さまざまな人に声
をかけたり,チラシを地元で配ったり……

 そして,100人参加の勉強会を倉敷でみごと実現した
のです。

 自分たち(楽知ん研究所というNPOの関係)で,イベ
ントを行ったことがあるので実感がありますが,100人
のお客さまに集まっていただくって,大変なことです。

 石井さんたちにとって勉強会の主催というのは,その
ときが初めてだった,といいます。それなのに,すごい
行動力だなあ……と感心しました。

 その後,石井さんたちは何度か長期投資の勉強会を
倉敷で開催されています。先日の会も盛況でした。

 先日の勉強会で拝見した石井さんの姿は,主催者
として色んなことを身につけて「達人」になってきている
迫力がありました。

 「主催者」をすると,人はどんどん成長してしまう。

 いろいろ得るものがある。

 本を読んだり,ひとりで考えているだけでは,そうは
いかない。「主催者」になるとは,人との関係や社会の
中で行動するということ。それが,大事なんだ。

 倉敷では,あらためてそれを感じました。

 別にいきなり「100人の会」を主催しなくてもいいと思い
ます。

 いや,むしろ「立派な本格的なものを」と最初から思う
と,何もできなくなるでしょう。

 それこそ3,4人の集まりでも,とにかく始めればいい。

 とにかく,何かでちょっと手を上げてみる,行動して
みる,言ってみる……

                *

 23日の勉強会で,私はある女性と席がとなりになりま
した。

 こういう勉強会に参加するのは,はじめてだったそう
です。講師やみんなが話していることも,よくわからな
い点が多々あって,ちょっと戸惑っている,という感じで
した。

 「勉強会慣れ」しているオジさんの私は,

   「とにかく手をあげてちょっとしゃべってみるといい
   ですよ」

などと,求められもしないのにアドバイスをはじめまし
た。たぶん,調子に乗ったニコニコ顔だったと思います。

   「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな,なんて思わ
   ないで。むしろ周りの人は,〈よく聞いてくれた〉と
   思うものですから」

 その後,女性は10人くらいのグループに分かれての
質疑応答の場で発言をされました。それがグループ内
で好意的に受け止められて,会話が広がりました。

 勉強会が終わった帰り際にあいさつしたとき,女性は

   「どうもありがとうございました。たのしかったです」

と声をかけてくれました。

 彼女にとって今日の勉強会が「たのしかった」ということ
と,発言されたことは,きっと関係がある(発言したから
こそ,たのしめた)と思いました。

 私も,「あの場で彼女がちょっと行動する(発言する)
ことの後押しをしたことになったのかなあ」と嬉しくなり
ました。

 こんな体験をしたり,主催者の石井さんたちの姿を
みていると,単純に「(オジさんの)オレも頑張ろう」と
思います。

 「オレも,楽知ん投信の主催者だものなあ」と。


※写真は,23日に石井さんのお仲間で行なった餅つき
大会の様子(臼は石製)

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プロフィール
名前:    
秋田 総一郎
(あきた そういちろう)
自己紹介:
 1965年,兵庫県に生まれ東京の多摩地区で育つ。鉄道会社勤務を経て,2006年に楽知ん投信(株)を設立し代表取締役に。
 会社勤務のかたわら,「たのしい科学」の世界を子供や大人に広めるNPO法人「楽知ん研究所」で活動してきた。現在,多摩地区で妻と2人暮らし。

連絡先
 akitaあっとluctinfund.co.jp

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