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〈ふつうのサラリーマン〉が長期投資の投信会社・楽知ん投信を立ちあげる
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 みなさま,あけましておめでとうございます。

 今年は楽知ん投信にとって,本当の意味でのスタート
の年になるでしょう。

 当社を見守り,応援してくださるみなさま,どうか本年も
よろしくお願いいたします。

                *

 さて,お正月なので,「高い視点=鳥の目」からのお話
をしてみたいと思います。

 地球を宇宙からみわたす話です。

 といっても,地球儀をながめてのことですが。

 タイトルの写真は当社のオフィスにある「夜の地球儀」
というものです(渡辺教具製作所製)。

 楽知ん研究所の仲間のあるご夫婦が寄贈してくださった
ものです。

 人工衛星からみえる世界中の夜景の写真を合成して
地球儀にしています。1990年代末の映像です。
(「夜の地球」というサイトがあります)

 ところどころにみえる光は,都市の明かりです。

 産業や経済が発達している地域は明るく,そうでない
地域は,それなりの人口があったとしてもあまり明るく
ありません。

   明るい光が集まっている=先進国(お金持ちの国)

   暗い地域=発展途上国(お金なしの国)
          または人のあまり住まない地域

ということになります。

 日本,韓国,中国のあたりをみてみましょう。


日本周辺

 日本,とくに太平洋側は光がかたまっています。

 韓国も,光の密度が高いです。

 中国は,沿岸部にところどころ大きな光がありますが,
内陸部はあまり明るくありません。

 地球儀をみわたすと,とくに明るい地域が世界には
3つある……とわかります。

 ひとつは,ヨーロッパの西のほう。イギリス南部,
オランダ,ベルギー,ドイツ,イタリア北部……


ヨーロッパ周辺

 もうひとつは,アメリカ合衆国の東半分。
 そして,日本です。


北アメリカ周辺

 こちらは,アフリカ,南米,アジアの大部分……
「とくに明るい地域」は,世界では例外的な場所です。

  
アフリカ周辺         南アメリカ周辺


アジア周辺

 光の集まっている場所(西ヨーロッパ,アメリカの東側,
日本)に住む人びとは世界の多数派の人びとよりも,
はるかに活発にたくさんの買い物をしたり,移動したり,
交流したりしています。

 すごい密度で動きまわっているのです。

 そのような「活発に動きまわる一人一人の暮らし」が積み
重なって,先進国の経済はできあがっています。密度の
濃い,巨大な規模の経済です。

 それが「光の集まっている場所」です。

 私たち(日本に住む人)は,そういう「場所」で暮らしてい
ます。

 それは,何を意味するのでしょうか? 

 いろいろなことがいえると思いますが,ひとつ私が思う
のは,
 
   「日本に住む私たちは,世界の多くの人びとからみて
   例外的に,生きていくうえでの多くの自由・選択肢を
   持っている」

ということです。

 膨大な商品やサービスの中から自分のほしいものを
選ぶことができます。さまざまな職業・商売の中から自分
の「なりたい職業」を選ぶこと(志望すること)ができます。

 光の少ない地域,たとえばアフリカ諸国のほとんどで
は,そのような「選択肢」は存在しないわけです。

 この地球儀をながめていると,私は

   「自分がこの〈光の集まっている地域〉に暮らして
   いる――そのことでさまざまな自由や選択肢を
   持っているのは,しあわせなことだ」

と感じます。

 もちろん,私たちの国・社会に不満や問題がないわけ
ではないでしょう。

 でも,世界的にみて「しあわせ」な条件にあることを
生かして,精一杯,たのしく充実して生きていきたい
なあ……などと思うのです。

 ところで,これからの未来に「夜の地球儀」はどうなって
いくと思いますか?

 20年後,50年後に同じような地球儀をつくったら?

   「もっと〈明るい場所〉は増えているだろう」

そう予想する人は少なくないのでは?

 私も,そう予想する1人です(そして,そうなって
ほしいと思う)。

 そのような兆しは,最近ますます明らかだからです。
近年の〈新興国=経済が急発展している発展途上国〉
の台頭ということがあります。

 未来はどうなっているでしょうか?

                *

 さて,楽知ん投信は,4日から仕事はじめです。

 今年のお正月,私はだいたい自宅で過ごします。そこ
そこ飲んだり,食べたりしつつ,読んだり,書いたりしたい
・・・と思っています。

 また4日の夕方から6日まで,埼玉県で開催される
「仮説実験授業研究会」という教育関係の団体の研究会
(全国大会)に参加してきます。

 このブログの次回は,1月7日(月)の予定です。
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明けましておめでとうございます。
始動の年が始まりましたね、おめでとうございます。強力なライバルの出現を歓迎すると同時に、同じ長期投資を志す仲間として切磋琢磨させて頂きたいと思います。宜しくお願いいたします。
浅海 2008/01/01(Tue)14:30:10 編集
浅海さんへ
 あけましておめでとうございます。
 いつもご声援をいただき,ありがとうございます。まさに今年は始動の年。こちらこそ,今後ともご指導のほどお願いいたします。
秋田総一郎 2008/01/01(Tue)20:53:00 編集
素敵なお話ですね
12月の倉敷セミナー東京銀座セミナーの感想もとても良くまとめられていて感心しました。この地球義のはなしもぐっときます。偉人伝第2弾楽しみにしています。
中井朱美 2008/01/03(Thu)21:46:29 編集
中井さんへ
 ありがとうございます。こうした勉強会の様子など,もっとご紹介できたらいいな,と思っています。できれば,これまで参加したことのない方に少しでも伝わるように……と思って書いていますが,むずかしい部分もあるとは思います。
 「夜の地球」のような「世界をみわたす話(社会の楽知んの一種)」「三百文字の偉人伝」は,これからも書いていきますので,おつきあいいただければ幸いです。
秋田総一郎 2008/01/04(Fri)06:04:12 編集
あけましておめでとうございます
お久しぶりです。本日、初めて寄らせてもらいました。
今年は準備期間が実を結ぶ年になるよう、がんばってください。
ファンドの営業が開始されましたら、案内くださいね。
私の住んでいるところは、田舎なので、こーゆー情報が貧弱なので、教えてください。では。
よしだかずみ 2008/01/06(Sun)00:44:07 編集
よしださんへ
 あけましておめでとうございます。夕方,研究会(大会)から帰ってきました。
 コメントいただいてうれしいです。これからも秋田のやっていることを見守っていただければ,幸いです。
 いずれ何かの機会でもう少し書きたいと思うのですが,「こーゆー情報(このブログで扱っている世界,投資関係等々)」のちゃんとした質のものは,東京などの大都市でも地方でも,そんなに変わらないと思っています。少なくとも,ふつうの人が触れることのできる情報(その量や質)は,そんなに変わらないのではないかと。重要なのは「その人がどういう意識を持って情報を求めるか」ということではないか,と思っています。
 このブログも,全国どこでも同じ条件で読めますし(^^;)
 そういうことも,考えてみたりするとおもしろいかもしれません。
 とにかく,今後ともよろしくお願いいたします。

 
 
 
秋田総一郎 2008/01/06(Sun)20:16:13 編集
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プロフィール
名前:    
秋田 総一郎
(あきた そういちろう)
自己紹介:
 1965年,兵庫県に生まれ東京の多摩地区で育つ。鉄道会社勤務を経て,2006年に楽知ん投信(株)を設立し代表取締役に。
 会社勤務のかたわら,「たのしい科学」の世界を子供や大人に広めるNPO法人「楽知ん研究所」で活動してきた。現在,多摩地区で妻と2人暮らし。

連絡先
 akitaあっとluctinfund.co.jp

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