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〈ふつうのサラリーマン〉が長期投資の投信会社・楽知ん投信を立ちあげる
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大原美術館(倉敷市)
実業家・大原孫三郎が建設

 先日,ある会合に参加しました。そこでうかがった,ある
社長さんがお話しになっていたことを少し。

 その方は,ご自身の会社の本業以外にも社会貢献の
事業(発展途上国への支援など)にも取り組まれています。

 その社長さんが,ある事業家と社会貢献のことを話した
ところ,

   「いや,私は〈社会貢献〉するほどの資産はないので……」

ということを言われたそうです。

 でもその人は「数十億円」くらいの資産はあると思われる
方なのだそうです。

 その人は「せめて100億円くらいの資産になったら,考え
たい」というのです。

 でも,別の100億円くらいの資産はあろうかという方で
「いや,自分の資産ではまだまだ……」ということもある
のだそうです。

 うーん,世の中には本当にそういうことがあるんだなー
と,少しおどろきました。
 
 でも,一方で

   「何十億円もある人ではない,ふつうの人にも,
   そういうことってあるのかもしれない」

とも思いました。

 「お金ができたら,もう少し給料があがったら○○しよう。
今はちょっと……」というのは,自分でも経験があります。

 「将来,時間ができたら……」ということもあります。
 
 一方で,あまり資産や収入がない若い人や,すごく忙し
い人なのに,どんどん行動している……そういう人も,私
は知っています。

 それは,多くの金額が動くようなことではないのですが,

   「ぜひやりたいこと」を
   時間的・金銭的・ノウハウ的に
   「今できるカタチ」でやっている

……ということです。

 「○○がないから,○○の条件が整ったら」というのは
私も,よく頭をよぎることです。

 でも,

   「今の状態でできることはないか?」と考えて,
   ちょっとでもやってみる……

やはりそれが大事なんだろうなあ……と思っています。

 自分がしてきたことで「よい結果」を生んだことの多くは,
そうやって「ちょっとやってみる」ことではじめたことのような
気がします。

 かならずしも,準備万端で「自分として満足のいく条件」
ではじめたことではないように思うのです。

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プロフィール
名前:    
秋田 総一郎
(あきた そういちろう)
自己紹介:
 1965年,兵庫県に生まれ東京の多摩地区で育つ。鉄道会社勤務を経て,2006年に楽知ん投信(株)を設立し代表取締役に。
 会社勤務のかたわら,「たのしい科学」の世界を子供や大人に広めるNPO法人「楽知ん研究所」で活動してきた。現在,多摩地区で妻と2人暮らし。

連絡先
 akitaあっとluctinfund.co.jp

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