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今ごろの季節=1年のはじめころには,「今年の目標」
について考える人は多いと思います。
今日は,数年前のサラリーマンのころの自分がそんな
ときに考えたことを思いおこしています。
そのころの私が年のはじめによく「今年の目標」として
考えたことの中のひとつに
今年は,このくらい蓄財をしたい
(=自分の金融資産を増やしたい)
ということがありました。
会社の仕事や,週末に活動していた楽知ん研究所の
関係以外だと,この「蓄財」というのは大きな課題でした。
数年前,三十代後半の私(私と妻の2人)は,「蓄財」に
関しこんなことを考えていました。
はやく「何千万円~1億何千万円」(今の自分の年間
の生活費の20~30年分くらい)という額の金融資産
をつくりたい。20,30年かかってもいいが,できれば
もう少し早く……
これは「経済的独立」,あるいはそこまでいかなくても
「半独立」の状態になりたい……ということです。
「経済的独立」(ファイナンシャル・インデペンデンス)
というのは,
従業員(会社員など)としてもらう給料がなくても,
自分の資産や保有するビジネスからの所得で
生活ができる状態
のことです。
「経済的独立」というコトバからは「社会人として給料
をもらうようになって,独立して生計をたてていくこと」
とイメージする方もいるかと思いますが,そういう意味
ではありません。
*
私ははなぜ,「経済的独立」「半独立」などということを
考えたのでしょうか?
抽象的な言いかたをすれば,
「資産形成によって,より大きな自由を得たい。
〈やりたいこと〉をもっと深く追求していきたい」
というあこがれ・志向がありました。
数年前,私は楽知ん研究所の仲間とこんなことを
話しあっていました。
「自分たちの活動(たのしい科学の世界を社会に
広げること等)をもっと充実させたいなあ。」
「今のままでも十分たのしいけど,さらにもう一段
すすめていくには,ある程度の資金も必要だ……」
「たとえば,研究仲間の何人かが〈経済的独立〉を
果たして,楽知んの活動や研究に専念できるように
なったら,活動の生産性はすごくあがるだろう」
「仲間や支持者のあいだで資産に余裕のある人が
増えたら,活動の資金も集まりやすいだろうなあ」
それは「○万円,○億円の資産ができたらこうしよう」
といった具体的な「人生設計」ではありません。
とにかく,
自分の〈大好きなこと〉をさらに充実させていくための
〈道具〉として,自分の資産をつくっていきたい,
それはだいじなことなのだ……
という気持ちがありました。
そんな想いで,私たち夫婦は,ある長期投資の投信
ファンドへの投資を中心にして,自分なりの「資産づくり」
を行うようになったのでした。
楽知ん研究所の仲間の何人かも,同じような「長期投資」
を行っていました。もちろん「投資に一定のリスクはつきもの」
ということは承知したうえで,です。
「経済的独立」をめざすには,いくつかの方法があります。
「長期投資」は,そのひとつです。
ほかに典型的な「方法」として「起業して成功する」という
のもあるわけですが,「ふつうのサラリーマンの自分には
〈長期投資〉だ」と思っていました。
*
さて,意識して「長期投資」をはじめて数年以上たちました
が,今も私は「経済的独立」には至っていません。
数年かけて(いろいろな条件にも恵まれて)自分としては
「ある程度,資産づくりの成果があがってきた」と思えるところ
まではきたのですが,その「資産」を一挙に手放すことをして
しまいました。
それが,当社・楽知ん投信の立ち上げです。
当社は,5人の株主が一人あたり1000万円~1000数百
万円を出資して,設立しました。私も出資しています。
また,会社が軌道に乗るまでは,これまでの蓄えを切り崩し
ながら暮らす……ということになります。
「経済的独立」のメドは,結局たっていません(^^;
でも,「長期投資によってつくった資産(お金)」を〈道具〉
として使いながら〈やりたいこと〉にトコトン挑戦する……
ということは,実現しています。
今の私は
「長期投資を知らなかったら,得られなかったような
自由(=自分でものを決めること)とか,ワクワクした
感じを得ることができている」
と感じています。
別に「会社をつくる」とか「勤めを辞める」ための「長期投資」
とか「経済的独立」ということを,述べたいのではありません。
ただ,
〈経済的独立〉というイメージを知った上で,
自分の資産を育てていく
ということは,オススメしたいのです。
「経済的独立」を,現実的な目標として設定するかどうか
はともかく,とにかくその概念を知ったうえで,それを意識
した行動(資産づくりにつながること)を積み重ねる。
それは,人生を充実させるうえで,すごく有効なことなの
ではないか……そう思っています。
(あきた そういちろう)
会社勤務のかたわら,「たのしい科学」の世界を子供や大人に広めるNPO法人「楽知ん研究所」で活動してきた。現在,多摩地区で妻と2人暮らし。
連絡先
akitaあっとluctinfund.co.jp
※お手数ですが「あっと」部分を「@」にご変換ください。
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