忍者ブログ
〈ふつうのサラリーマン〉が長期投資の投信会社・楽知ん投信を立ちあげる
[64]  [63]  [62]  [61]  [60]  [59]  [58]  [57]  [56]  [55]  [54
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 今日2月12日は,進化論のチャールズ・ダーウィン
(1809~1882,イギリス)の誕生日です。
 
 写真は,ダーウィンを描いたイラスト(小出雅之さん作)。

           *  *  *  *

               【三百文字の偉人伝】
          チャールズ・ダーウィン
       (「自然選択による進化」の提唱者)

    1809年2月12日生まれ 1882年4月19日没

      1日3時間の研究で不滅の業績

 進化論のチャールズ・ダーウィン(1809~1882 イギリス)
は,大学教授でもなく,研究機関にも所属せず,個人で自宅
にこもって研究しました。

 資産家だったので,自由な時間や研究資金には苦労しま
せんでした。

 でも,30歳ころから,原因不明の持病のせいで,長時間
がんばることができなくなってしまいます。打ち込めるのは,
1日せいぜい1日3時間です。

 彼の主著の『種の起源』は,そんな「1日3時間」の研究を,
20年余り続けた成果です。

 病弱だった彼は,規則正しいシンプルな生活を心がけ,
着実に仕事を進めていったのでした。

 使える時間が限られていても,そこで集中し,長く積み
重ねていくことで,何かを成すことは可能なのです。

典拠:江上生子『(人と思想)ダーウィン』(清水書院)
    板倉聖宣『科学者伝記小事典』(仮説社) 

                 *  *  *  *

 ダーウィンの進化論は,当時さまざまな立場からの攻撃
や批判を受けました。「危険思想」的な面があったのです。

 そのような研究をダーウィンが行うことができたのには,
彼が組織に属さず個人で研究に専念できるだけの経済力
があった……ということがあります。

 彼はお金のために働く必要はなく,自由な時間をたくさん
持っていました。彼の屋敷は,小さな生物学・博物学の
研究所のような設備をそなえていました。

 また,ダーウィンは

   「自分が研究を行うための経済基盤の確保」

を自覚的に行いました。

 単に資産家の家に生まれ相当な財産を受け継いだだけ
でなく,さまざまな投資を行って,財産を守り育てることを
積極的に行ったのでした。

 人が自由にものを考えたり,創造的ななにかを生み出す
うえで,経済的な条件はとても重要なのだと思います。

 また

   「経済的に強固な基盤をもっていて,
   自由にものを考えたり発言できる」

という人(たとえばダーウィンはそうでした)が増えると,
世の中全体の創造性も,より高くなっていくのでは……

 ダーウィンの事例から,そんなことも考えます。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
名前:    
秋田 総一郎
(あきた そういちろう)
自己紹介:
 1965年,兵庫県に生まれ東京の多摩地区で育つ。鉄道会社勤務を経て,2006年に楽知ん投信(株)を設立し代表取締役に。
 会社勤務のかたわら,「たのしい科学」の世界を子供や大人に広めるNPO法人「楽知ん研究所」で活動してきた。現在,多摩地区で妻と2人暮らし。

連絡先
 akitaあっとluctinfund.co.jp

※お手数ですが「あっと」部分を「@」にご変換ください。
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新コメント
[03/26 秋田総一郎]
[03/26 よしたけ]
[02/29 秋田総一郎]
[02/29 直]
[02/25 秋田総一郎]
最新トラックバック
カウンター
忍者ブログ [PR]